写経会 2月
平成31年2月17日(日)10:00~12:00
寒い中16人の参加者がありました。
皆さん、11時を待たず書き上げておられました。
法要の後は法話です。
2月はお釈迦様のお亡くなりになられた月です。
成福院では、涅槃図をかけております。
3月10日の涅槃会の宣伝の後、法話が始まりました。
お釈迦様の教えのひとつでもある、中道についてのお話でした。
適量のお酒は健康に良いというデータやココアの飲みすぎは糖尿病になるとか、
極端なことをしてはいけないという話から、
お釈迦様の話にもどります。
お釈迦さまは王子として何不自由ない生活をされていました。
食べたいもののが食べられ、欲しいものは何でも与えてもらえ
さらに夏と冬、雨期それぞれの季節において生活する城を替えておられたそうです。
しかし、ある時、城の外に出て庶民の生活を見て、
自分が如何に恵まれていたかということに気付き、
さらに人が老いて、病気になり、やがて死を迎えることを知り、
どれだけ贅沢しても人は死を避けられない、
贅沢することで一時的な苦悩を忘れることができたとしても
苦悩からは逃げられないことを知るのです。
そうして29歳の時に出家を決意されて、
6年にわたる修行を決意されるわけですが、
苦しい修行は身体を傷つけるだけで
何も悟ることができないことに気付かれました。
苦しすぎても、楽すぎても人生はいけない、
苦でもなく楽でもない普通の生活の中で
極端に偏らずに生きていくことの大切さを
おときになられました。
それが中道です。
私たちも自らの行動が極端に偏っていないか
振り返ることが大切だと思います。
というお話でした。
お接待はおぜんざいでした。
次回は、3月17日(日)10:00~です。
成福院では、お寺に来られたらもれなく法話がついてきます。
法話をきいていただいて、それから、
何かワクワクする催し物が始まります。
皆様のご参加をお待ちいたしております。