No.11 気がつきました
平家物語にも登場する祇園精舎は、二人の布施によって建てられたお寺です。
釈尊に帰依していた祇陀太子(ジェータ)と給孤独長者(スダッタ)です。
お寺の建築用材(樹)を祇陀太子が、土地(園)を給孤独長者が釈尊に寄進しました。
祇園精舎の正式な名称は、二人に因んで祇樹給孤独園と呼ばれています。
中学一年生では、財が無くてもできる七つの布施「無財の七施」を学習しました。
無財の七施を宿題に出したところ、女子生徒がそのうちの心施を実行して感想を書いてきました。
「人にやさしく接すると、自分も周りも幸せな気分になれるんだと気がつきました」